自己破産の疑問

任意整理後の自己破産。債務整理後に返済ができなくなった時の対応策

投稿日:2017年6月22日 更新日:

せっかく任意整理で和解して、コツコツ返済を続けていくことが決まった!

しかし想定外の病気やケガで入院をしたり、勤めていた会社が倒産すると、任意整理で約束した返済ができなくなることがあります。

そんなとき、追加で債務整理することは可能なのか、気になりますよね。

ここでは任意整理後の債務整理、特に自己破産することができるかどうかについて、詳しく説明をしていきます。

誰にでも発生する可能性がある事態ですので、自分には関係ないと思わず、任意整理をした人は、目を通しておきましょう。

 

このページでわかること

任意整理を行った後、和解内容で決定した借金を返済できなくなったときは、自己破産や個人再生を使って、再度の債務整理が可能です。

ただし、任意整理で返済のための努力をしていたことが、自己破産を認めてもらうための条件になります。

過去に自己破産をしていた場合には、免責確定から7年経過していないと自己破産を認めてもらえない可能性があります。

これは任意整理後の自己破産だけでなく、通常の自己破産でも同様です。

前回の自己破産から7年経過していないと、免責不許可とされる可能性があります。

滞納後は、同じ弁護士には頼めません

 

任意整理後に自己破産はできるのか?

任意整理したあとの自己破産。これは問題なくすることができます。

自己破産だけでなく、任意整理や個人再生、特定調停なども禁止されているわけではありません。

ただし一度任意整理をしているにも関わらず、再度任意整理するのは悪印象です。

何よりもすでに利息分は支払っていませんので、任意整理をする意味がありません。

特定調停も任意整理と同じく意味がありません。

このため、任意整理をしたあとに借金の返済ができなくなったときは、個人再生か自己破産を選んで債務整理を行います。

 

任意整理のあとの債務整理は自己破産か個人再生

持ち家を失いたくない場合などは個人再生を選び、ゼロからやり直したいときは自己破産を選びます。

任意整理は債権者との個人的な合意です。

それを守れなくなったところで、自己破産などの司法機関を利用した債務整理に影響を与えることはありません。

そのため特別な手続きも必要なく、通常の自己破産と同じように、弁護士に依頼して自己破産の申し立てを行います。

 

自己破産の場合は、債権者の許可も必要ありません。

債務者がお金に困って自己破産を宣告し、それに対して、裁判所が免責の許可を出せば、借金を返済しなくてもよくなります。

ですので、任意整理後でも問題なく自己破産をすることができます。

 

任意整理後の自己破産手続きにおける注意点はどんなこと?

任意整理後に返済ができなくなっても、自己破産などの債務整理は可能ですが、いくつか気をつけたいポイントがあります。

  • ギャンブルなどで作った借金は免責が降りないこともある
  • 任意整理での返済努力が見られないときは免責が降りないこともある

まず、任意整理後とは直接関係ありませんが、ギャンブルや浪費などで作った借金は、自己破産での免責が認められないことがあります。

絶対に認められないというわけではありません。

ただ、裁判所で不許可とする事由としては十分なものがありますので、そのような借金がある場合は注意してください。

 

返済をきちんとしていない場合には自己破産ができないことも

次に、任意整理後の返済をきちんとしていたかどうかが問われます。

任意整理よって、債権者の努力で借金を減らしてもらったにも関わらず、それを最初から返済しようという姿勢も見せない。

そういうケースでは、自己破産が認められないこともあります。

返済のための努力をすること。

そのうえで返済できなくなるのは仕方がないこととして、任意整理後の自己破産を認めてもらうわけです。

このため、返済のための努力が感じられないと裁判所が判断した場合は、返済を続けていく必要があります。

 

2度目の自己破産はいつから可能なのか?

任意整理から自己破産への切り替えは問題ないと紹介しました。

では、すでに過去に自己破産をしていた場合はどうなのでしょう。

前回の自己破産から7年以上経過していない場合、免責不許可事由として、自己破産を認めないという判断ができます。

 

7年間は再度の自己破産は認められない

少し複雑な言い回しになりましたが、原則としては7年経過するまで自己破産は認められません。

ただし、特別な事情があると裁判所が認めた場合のみ、7年経過していなくても自己破産できることもあります。

ちなみに7年のカウントは、破産開始ではなく免責確定から7年です。

 

1度目の自己破産では、ギャンブルや浪費での借金も裁量免責でも、免責許可が降りることがあります。

しかし2度目の自己破産の場合は、反省が見られないと見なされ、免責許可が降りない可能性がかなり高くなります。

また、2度目の自己破産の原因がギャンブルなどの免責不許可事由に当たる場合は、免責を認めてもらうことはできません。

 

二度目の自己破産の許可判定はかなり厳しくなる

このように、基本的には2回目の自己破産はその判定がとても厳しくなります。

本人の努力があったにも関わらず、2回目の自己破産となってしまった場合でなければ、裁量免責で見逃してくれることはありません。

もし免責が認められなかった場合には、自己破産ではなく、個人再生での債務整理を検討しましょう。

 

まとめ:任意整理後も自己破産は可能。返済を続ける誠実な態度が求められます

任意整理を行った後に、借金の返済ができなくなったときには、自己破産を含める債務整理を行うことができます。

ただし、任意整理や特定調停を行っても状況は変わりませんので、自己破産か個人再生を選びます。

任意整理後の自己破産は可能ですが、その前提として、任意整理できちんと返済のための努力を行っていたということが重要です。

返そうと努力をしたけど、返せなくなったので自己破産するのであれば、原則として切り替えは可能です。

ただし過去に自己破産をしている場合は、少し事情が変わります。

前回の免責確定から7年以上経過していれば問題ありません。

7年以内の自己破産の場合は、破産する理由によっては免責が認められないこともあります。

また1回目の自己破産よりも、厳しくチェックされるということを覚えておきましょう。

今度こそ失敗したくない方へ

-自己破産の疑問
-

Copyright© 自己破産するとどうなるか?その後の生活を経験者が解説|破産theリアル , 2018 AllRights Reserved.