自己破産による影響

自己破産後のローン・借金はどうなる?いつまでローンが組めなくなるのか?

投稿日:2017年6月8日 更新日:

自己破産を申し立て、裁判所から免責許可を受ければ、破産が成立。

それまで抱えていた債務やローンの支払い義務が一切なくなります。

抱えていた債務から解放される一方で、様々なデメリットがあることもご存知の通りです。

それまで借金で生活してきた方にとって「これ以上お金が借りられない」というのはとても不安なことですよね。

では、自己破産後は一生お金を借りられず、ローンも組めなくなってしまうのかというと、そうではありません。

 

ここでは自己破産したあと、どれくらいでお金が借りられるようになるか。

また、ローンが組めるようになるかなどをご紹介していきます。

このページでわかること

自己破産の手続きを済ませ、裁判所から免責決定許可がおりると、残りの借金の支払い義務がなくなります。

しかし、住宅や自動車など財産は、ローンが残っている場合、完済している場合であっても手放さなくてはならないケースがあります。

自己破産後、各種ローンは5年間組めなくなり、特に銀行系ローンは10年に渡って利用できなくなります。

これにより住宅ローンなども組めなくなりますので、地道に経年を待つ必要があります。

詳細は本文を確認してください。

 

自己破産後、借金やローンはどうなるの?

自己破産を申し立て免責が確定すると、それまでの借金やローンの支払い義務がなくなります。

個人再生や任意整理などと違い、債務を減額するのではなく、完全にゼロにしてしまう手続きです。

支払い途中のローンや、滞納している家賃など、税金に関するもの以外はほとんど支払わなくてよくなります。

しかし20万円以上の価値がある財産は換価処分しなければなりません。

自動車や住宅など、すでにローンが完済しているものに関して、十分な価値が認められる場合は手放す必要があるのです。

これを隠したり、名義を変えて所有を続けられるようにすると、「財産隠し」として免責不許可となる場合があります。

絶対に行わないようにしてください。

 

自己破産が影響するローンの種類

それでは、自己破産が直接影響するローンの種類をご紹介しましょう。

各種ローン 具体的な影響
住宅ローン 支払い中、完済後にかかわらず、住居は換価処分される。
その後10年間は新たに住宅ローンを組むことができない。
自動車ローン 支払い中であれば、販売店に引き揚げられる。
完済後であれば、20万円以上の価値がある場合換価処分される。
その後5年~10年は、新たに自動車ローンを汲むことができない。
教育ローン 自己破産後、5~10年間は新たにローンを組むことができない。
リフォームローン 自己破産後、5~10年間は新たにローンを組むことができない。
カードローン 消費者金融の場合は5年間、新規借入不可。
銀行系カードローンの場合は10年間、新規借入不可。

このように自己破産をすると、財産は処分され、向こう数年に渡って融資を受けることができなくなります。

債務が一切なくなる代償とはいえ、5年~10年はとてつもなく長く感じる時間ですよね。

審査の申込を行う金融機関によってバラつきがありますが、これはどのような違いから生まれるものなのでしょうか。

 

自己破産後、いつまでローンが組めなくなるの?

自己破産をすると、その事実は各個人信用情報機関に金融事故履歴として登録されます。

信用情報機関 主な加盟業者 情報保有期間
CIC クレジットカード会社など クレジット契約終了から5年間
JICC(日本信用情報機構) 消費者金融 免責確定から5年間
全国銀行個人信用情報センター 都市銀行、地方銀行など 免責確定から10年間

クレジットカードやローン、借入を行う場合には必ず審査が必要になります。

いずれも申込者の属性(年収や勤続年数など)や過去の信用情報を踏まえて審査を行います。

この中でも後者の「過去の信用情報」に自己破産などの金融事故情報があると、金融における信用はゼロ。

それだけで審査不可となり、各種サービスを利用することができないのです。

 

住宅ローンは銀行系が多い

特に全国銀行個人信用情報センター(全銀協)に加盟している銀行や地銀などが提供する住宅ローンの審査に通るのは困難です。

上記の表のとおり、自己破産の履歴は全銀協に10年間保有されます。

この10年の間は、銀行系カードローンから融資を受けることはできません。

銀行が提供している各種ローン商品の審査を受けたとしても、信用情報の審査の段階で落ちてしまいます。

自己破産後、どうしても住宅ローンを組みたい、という場合には、最低でも5~6年ほど待ってから、ノンバンク系の住宅ローンを検討するのがベターです。

 

自分が自己破産したら、家族もローンが組めなくなるの?

自己破産をすると、家族や親戚にも影響があるのでは…と考える方は多いものです。

しかし自己破産は個人で行う手続きのため、家族への影響はほとんどありません。

ただし、家族が保証人・連帯保証人であった場合は、債務の支払い義務が家族へ移行することになります。

もしもその家族にも返済能力がない場合は、同時に自己破産をすることになるでしょう。

ただし、自己破産をした本人以外の家族であれば、ローンを組んだり、キャッシングでお金を借り入れることは何の問題もなく可能です。

 

まとめ:各種ローンは5~10年利用できないけど、借金はゼロになる

自己破産で免責が決定すれば、それまで悩まされていた債務の支払いから解放されます。

しかしそれは同時に、各種ローンやクレジットカードの利用ができなくなることにもなります。

現在住んでいる家を換価処分し、毎日のように使っている車を引き揚げられたら…。

そう考えると途方に暮れてしまいますよね。

自己破産は新たな人生の再スタートだと言われています。

新しく住宅ローンを組むには最低でも6年、できれば10年間耐え忍んで、自分の信用情報から事故情報が取り払われてから臨むようにしたいですね。

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