体験談

会社員の自己破産体験談。職場の風評、仕事への影響など破産の実態

投稿日:2017年6月22日 更新日:

自己破産に不安や心配はつきものです。

実際に手続きを進めていかないと分からないことも多く、準備する書類もたくさんあります。

特に会社員の方は、職場への影響や家族へ迷惑へかけないかどうか、頭がいっぱいになっているのではないでしょうか。

今回は「自己破産経験のある会社員の方」男女1名ずつとお話をする機会があり、インタビューを行いました。

借金をした理由や、自己破産に踏み切ったきっかけなどをグループ対話方式でお伺いしていきます。

 

このページでわかること

このページでは、自己破産経験のある会社員の方2名に、当時の状況や自己破産に至る経緯などを伺っていきます。

お二人とも破産申立後は取り立てが収まり、免責決定までは約3ヶ月ほどでした。

破産費用の捻出は一人が一括、もう一人が分割払いと、即金が用意できなくても破産申立が可能であるようです。

またクレジットカードが使えなくなること、が一番ネックで、これを覚悟した上で自己破産してほしい、とお話されています。

詳細は本文を確認してください。

 

自己破産経験者にインタビュー。今回は会社員の方2名にお話を伺いました

今回お話を伺ったのはRさん(41歳・男性)とYさん(38歳・女性)です。

まずはお1人ずつ、自己破産当時の家族構成、職業と年収、借金理由について伺っていきます。

 

自己破産当時のリアルな状況。借金理由はなに?

お二人ははいつ頃自己破産をされたのでしょうか?
ちょうど7年前、2010年の6月ごろです。

当初は個人再生の手続きも検討していました。

私は2005年の春です。

私も最初は任意整理を考えていましたが、自己破産を強く勧められました。

 

差支えない程度で家族構成、職業などを教えてください。
妻と私、二人家族です。

当時はサラリーマンで、年収は600万円ほどありました。

私は独身です。

事務業で年収は350万円くらいだったと思います。

 

株の投資取引の失敗と、生活費不足によるパチンコがきっかけで借金…

では、そうした中でお二人が借金をした理由はなんだったのでしょうか。
株の投資取引で損失を蒙ってしまい、証券会社の口座に追加証拠金を入金するためです。

結果的にアイフル、プロミスの2社から、合計200万円を借り入れました。

他にも東京スター銀行で住宅ローンを組んでいて、4000万円もの返済が残っていました。

私は一人暮らしだったのですが、自分の給料だけで生活することが精一杯でした。

それでどうにかお金を増やそうと思い、パチンコに行ったことがきっかけです。

そこからどんどんのめり込んでしまい、気が付けば消費者金融7社から、合計310万円を借り入れていました。

 

お二人とも、ご家族に借金のことは相談されましたか?
一切相談していません。

私の家族には金融資産が全くありませんでした。

友人知人にも、相談したらかえって噂が広まってしまうのではないかと思い、しませんでした。

私も相談していません。

まず借金をしていることを秘密にしていましたし、自己破産することも自分で決めました。

お金に関することですし、相談するとやっぱり軽蔑されるんじゃ、という恐ろしさがありました。

 

自己破産に踏み切ったきっかけ。破産申立をすると取り立てはどうなる?

それでは、お二人が自己破産に踏み切ったきっかけを教えてください。
当時、勤務先の会社が業績不振に陥り、社員の給料がカットされることになりました。

それまで通りの給与なら無理なく返済し続けることはできたのですが…。

結局住宅ローン、消費者金融への返済が困難だと覚悟し、自己破産の手続きをはじめました。

 

当時は月々の返済額が10万円を超えるほどになっていました。

7社別々に返済する管理もうまくいっておらず、利息分(75,000円くらい)だけを返済する日々が続いていました。

ですがもちろんそれだけでは元金は減りません。

業者からもダメだと言われ、返済計画を勝手に決められてしまいました。

到底こなせそうにないスケジュールでしたし、生活もやっとの状態で途方に暮れました。

それで法テラスまで足を運んで相談したところ、自己破産をするよう勧められました。

 

厳しい謝金の取り立て。弁護士に委任したことを伝えるとすぐになくなった

借金を返済できていない間、各業者や金融機関から取り立てはありましたか?
ありました。アイフルとプロミスから、書面で何度も催告通知を受けました。
私の場合は、返済日を過ぎると翌日の朝一で、携帯電話に返済催促の連絡が入るというのが続いていました。

 

破産申立をしたあと、取り立てはどうなりましたか?
弁護士に委任し、破産申立をした直後には取り立てがなくなり、ホッとしました。
朝、いつものように催促の連絡がきたとき、破産手続きを弁護士に委任したことを伝えました。

弁護士の名前を答えたら、それ以降は取り立ての連絡は一切なくなりました。

 

自己破産の手続き。費用や期間、大変だったことは?

お二人とも地元の法律事務所へ足を運ばれたということですが、弁護士費用はどれくらいかかりましたか?
17万5000円を一括で支払いました。

ただ7年も前のことなので、現在同じ状況で自己破産することになったら、もう少し費用がかさむと思います。

財産処分の関係で破産管財人がつきましたので、裁判所への予納金が別途で20万円かかりました。

私は30万円くらいでした。

お金がなくすぐに支払えなかったので、75,000円の4回払いにしてもらいました。

 

破産申立から免責決定まで、どれくらいの期間がかかりましたか?
申立から3か月程度だったと思います。
私も同じくらいです。

 

破産申立から、免責決定までの3か月間、大変だったことはありましたか?
破産申立をするうえで、持ち家を失うことが一番心苦しいことでした。

持ち家を失い、築20年の古い賃貸マンションへ引っ越しすることになりました。

生活水準を大幅に落とす必要があり、妻には本当に迷惑をかけたと思っています。

弁護士事務所に数回足を運ぶ必要がありましたが、それほど苦労はしていません。

すべて弁護士に委任していたので、裁判所に行くこともなく免責決定が得られました。

債務に保証人もなかったので、家族や知人に影響することもありませんでした。

 

自己破産後の生活。不便なこと、よかったこと、いま検討している人へのアドバイス

自己破産後の生活で不便に思うことはありますか?
自分名義のクレジットカードが使えなくなったことはかなり不便に感じました。

常に多めの現金を持たなければいけませんでしたし、借入もできないので大変でした。

私も、破産後はローンが組めず、クレジットカードも作れないのが大変だと思います。

今だとネットショッピングするにはカードがないとかなり損をするようになりましたよね。

当時は高額な家電製品を購入する時に苦労した覚えがあります。

 

では逆に、自己破産をしてよかった、と思うことはなんですか?
もちろん、借金の返済を免除されたことです。

妻に迷惑はかけましたが、人生を一からやり直すチャンスを手にすることができました。

借金がある頃は、返済日が近づくにつれ不安になり、眠れない日々が続いていました。

自己破産してからは気持ちに余裕ができ、経済的な負担からも解放されました。

確かに破産して不便だな、と思うことはあるのですが、暗い気持ちで生活することがなくなり、自己破産に踏み切ってよかったと思っています。

 

今自己破産を考えている人に言っておきたい、一番大切なこと

それでは最後に、いま自己破産を検討されている方に向けてアドバイスをお願いします。
自己破産をすると、信用情報機関に破産の事実が登録され、最長で10年くらいは銀行からの借入ができなくなります。

クレジットカードも作れませんし、ローンを組むこともできません。

他にもいろいろと制限がありますが、生活に一番関わる大きなデメリットはこれだと思います。

こういったことを覚悟した上で、最善の方法で借金を解決することをお勧めします。

私は世間体を気にして自己破産することを躊躇していました。

ですが独身だったことも相まってなのか、周囲の人に全く気付かれることなく手続きを終えることができました。

私のように多くの借金に苦しんでいる人は、自己破産をして精神的にも楽になってほしいです。

 

お二人とも、ご協力ありがとうございました!

 

まとめ:一番のデメリットはクレジットカードが使えないこと。破産手続きは周囲にバレない!?

Rさん、Yさん、ご協力本当にありがとうございました!

今回はお二人とも会社員という定職に就いていたものの、返済ができなくなり、自己破産に踏み切ったというケースでした。

またお二人とも口をそろえて、「破産後はクレジットカードが使えなくなること」に言及されていました。

毎朝取り立ての電話で目が覚めるような日々、精神的に追い込まれてしまうことは間違いありません。

クレジットカードが使えなくなり、新規借入ができなくなるからといって、債務を抱えたまま体を壊してしまっては本末転倒です。

Yさんは世間体があるからと破産を悩んでいたようですが、最終的には誰にもバレることなく手続きを終えられています。

いま自己破産を検討している方は、こうしたメリット・デメリットをよく理解した上で、手続きを進めていってくださいね。

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