体験談

自営業の自己破産体験談。廃業?事業停止?免責後の生活はどうなる?

投稿日:2017年6月22日 更新日:

自営業者の自己破産は、事業停止に直結する重要なターニングポイントです。

ただでさえ大きなお金が動く問題です。

取引先との信用問題や世間体のことを考えると、なかなか破産手続きに踏み切れないという方も少なくありません。

今回は、自己破産を経験した自営業の方にお話を伺う機会があり、インタビューを実施しました。

当時の生々しいエピソードや、自己破産に踏み切ったきっかけなど、今自己破産を検討されている方向けにご紹介していきます。

 

このページでわかること

このページでインタビューに答えて頂いたYさんは、通信工事業を営まれていた方です。

運転資金繰りがうまくいかず、また親会社からの支払いが翌々月であったため、次第に返済ができなくなっていきました。

自己破産に踏み切り、それまで電話や書面で行われていた取り立てが一切ストップ。

事業停止となりましたが、周囲の人に借金や自己破産について話したことはなく、現在もバレていないそうです。

自己破産についてよく理解することで、世間で言われているよりメリットが多いとわかる、とYさんは語ります。

詳細は本文を確認してください。

 

自己破産経験者にインタビュー。自営業者が破産するとどうなるの?

今回お話を伺ったのはYさん(42歳・男性)です。

まずは自己破産当時の家族構成、職業と年収、借金理由について伺っていきます。

自己破産当時のリアルな状況。借金理由はなに?

Yさんはいつ頃自己破産をされたのでしょうか?
2013年6月のことなので、今から4年ほど前のことですね。

 

差支えない程度で家族構成、職業などを教えてください。
未婚で一人暮らしです。

自営で通信工事業を営んでいました。

当時の年収は800万程です。

 

借金をした理由は、会社の運転資金繰りがうまくいかなくなってしまったため…

では、そうした中で借金をした理由はなんだったのでしょうか。
主な理由は運転資金繰りがうまくいかなかったためです。

当初はスルガ銀行から1500万円ほど借り入れて事業を進めていました。

親会社からの支払いが翌々月なのに、下請け会社にはかなり早く支払うようにしていました。

次第に返済が追い付かなくなり、生活が圧迫され出してからは、もうお金のことしか考えられなくなっていたように思います。

 

ご家族や知人に借金のことは相談されましたか?
古い気持ちなのですが、やっぱり「自己破産は恥ずかしい」という気持ちがありました。

結局家族や知人には一切相談していません。

私が事業をやめたことは知っていますが、自己破産については何も知らないと思います。

 

自己破産に踏み切ったきっかけ。破産申立をすると取り立てはどうなる?

それでは、Yさんが自己破産に踏み切ったきっかけを教えてください。
だんだんと仕事量が少なくなり、最終的に運転資金が回らなくなりました。

せめて下請け会社には支払いたかったのですが、偏頗返済となるので渋々諦めました。

そうした中で少しでも楽になりたくて、破産手続きを始めました。

 

電話や手紙での督促は、弁護士に委任してすぐに止まった

借金を返済できていない間、金融機関から取り立てはありましたか?
ありました。

電話や手紙で催促、督促を受けました。

保証協会からの通知もあったと思います。

 

破産申立をしたあと、取り立てはどうなりましたか?
すっぱり止みました。

弁護士に委任した直後だったと思います。

銀行への返済だけでなく、電話代なども滞納していましたので、それらすべての取り立てがストップしました。

 

自己破産の手続き。費用や期間、大変だったことは?

Yさんは法テラスに足を運ばれたということですが、弁護士費用はどれくらいかかりましたか?
雑費も入れて20万円ほどだったかと思います。

 

破産申立から免責決定まで、どれくらいの期間がかかりましたか?
情報集めが大変でした。書類提出を含めて、大体6か月くらいかかりました。

 

破産申立から、免責決定までの半年間、大変だったことはありましたか?
本当に書類の提出が大変でした。

これまでの銀行口座の履歴を探すこと、証券会社の履歴を出すことなどに時間がかかりました。

こういったことは自営業ならではの苦労だと思います。

 

自己破産後の生活。不便なこと、よかったこと、いま検討している人へのアドバイス

自己破産後の生活で不便に思うことはありましたか?
一番不安だったのが部屋を借りれるかどうかでした。

家賃支払いで保証会社を通すので、不動産業者にも破産したことを言わなければならないと思い込んでいました。

それがとても不安で、当時担当してくれた弁護士に相談したところ、部屋を借りられないということはない、という言葉でひどく安心しました。

その他もいろいろ不安に感じることはありましたが、自己破産について理解すれば、あまり不便と思うようなことはないです。

 

では、自己破産をしてよかった、と思うことはなんですか?
やはり、「安心した」というのが一番です。

結果的に事業を畳むことになってしまったことは反省しています。

事業そのものは小さい規模でしたが、それでも毎月支払いのことばかり頭にありました。

破産手続きを終えて借金の返済義務がなくなって、お金のことを考えなくていい、というだけで、本当にありがたいと思っています。

 

今自己破産を考えている自営業者に向けて。考えているよりもずっとメリットが大きい

それでは最後に、いま自己破産を検討されている方に向けてアドバイスをお願いします。
もしも借金で困っているようなら、もちろん自己破産を考えてもいいと思います。

ですが、やっぱり専門家の意見を聞いて、その他の選択肢についてもよく理解しておくべきです。

また、世間で言われているより、自己破産にはメリットが多いように感じます。

自己破産したという事実が周りに知れてしまうことは殆どありません。

自己破産についてよく理解して、人生をリセットしてもう一度やり直し、また生活を立て直していってください。

 

Yさん、ご協力ありがとうございました!

 

まとめ:自己破産最大のメリットは「安心」。生活再建に向けて再スタートしよう

Yさん、改めてご協力ありがとうございました。

自営業の方が破産し、事業を畳むとなると、やはり知人間でウワサされるのでは…と不安に感じる方が多いようです。

ただYさんの場合、周囲や家族に知られることもなく、むしろ自己破産によるメリットを多く感じたようです。

書類や各種口座の履歴提出に時間がかかってしまうようですが、それでも「安心」には替えられません。

Yさんの言う通り、自己破産やその他の債務整理についてよく理解することが重要です。

-体験談
-

Copyright© 自己破産するとどうなるか?その後の生活を経験者が解説|破産theリアル , 2018 AllRights Reserved.