自己破産による影響

自己破産すると保証人になれなくなる?奨学金や賃貸契約で困った場合

投稿日:2017年6月8日 更新日:

「借金が苦しく、自己破産したいけど、将来保証人になれるかどうか不安…」

特にお子さんのいるご家庭の場合には気になりますよね。

将来奨学金を利用したり、教育ローンなどを利用するにあたっては、親族が保証人となるケースが多いためです。

一般的に、自己破産をした後に、その本人が保証人になれる可能性は低いと言えます。

では、自己破産をすると半永久的に保証人にはなれないのでしょうか。

また、その理由はどういったものなのか、このページで詳しくご紹介していきます。

 

このページでわかること

自己破産をすると、その後最長10年間は保証人になることが難しくなります。

これは各個人信用情報機関に金融事故として登録され、経年でしかその履歴が消滅しないためです。

これにより、以下のようなものが利用できなくなります。

  • 連帯保証人が必要な奨学金制度
  • 新規融資、カードローンからの借入
  • クレジットカードの作成
  • 新規ローン組み(住宅、自動車など)
  • 銀行など金融機関を通じた家賃の支払いがある賃貸契約

詳細は本文を確認してください。

自己破産すべきか迷っている方へ

自己破産すると保証人になることができないのはなぜ?

自己破産を行うと、一般的にその後数年間は保証人・連帯保証人になることはできません。

これは、「自己破産をした」という事実が、個人信用情報機関に金融事故として登録されるためです。

大手個人信用情報機関には以下の3種類があります。

名称 主に加盟している企業 破産歴が残る年数
JICC(日本信用情報機構) クレジット・信販会社 5年
CIC 消費者金融など 5年
KSC(全国銀行個人信用情報センター) 銀行系ローンなど 10年

それぞれの信用情報機関によって加盟している金融機関が異なっています。

また、上2つの信用機関に残る破産歴は5年で消滅しますが、KSCだけは10年間残ります。

信用機関に事故登録がなされている状態のことを、通称「ブラック」と呼んだり、ブラックリスト入りしている、と言ったりします。

俗に言うブラックリスト、と呼ばれるものは存在していないのです。

しかしこの金融事故の履歴が照会されることにより、保証人になることができなくなるのです。

 

なぜ金融事故の履歴があると保証人になれないの?

新規融資、奨学金の利用、住宅ローンの契約など、様々な場面で保証人が求められますよね。

保証人となる方にも審査があります。

債務者本人が返済できなくなったとき、代わりにその保証人がきちんと弁済を行えるかどうかはとても重要なことです。

この時、個人信用情報機関に信用情報を照会する審査が行われると、「自己破産した」ことが判明してしまいます。

すると業者側としては「返済能力に難あり」として、保証人になることを認めるわけにはいかなくなってしまうのです。

特に銀行にかかわる審査は10年間も金融事故履歴が残ります。

銀行を通した支払いを行うような契約をするのはほぼ不可能だと考えたほうがよいでしょう。

 

自己破産するとずっと保証人にはなれないの?

しかし、半永久的に保証人になれない、というわけではありません。

これらの信用機関から、自己破産したという情報が消滅すれば保証人になることは可能です。

信用機関に「自己破産歴を消してくれ」と言っても、聞き入れてくれることはありません。

最長で10年もの長い年月をかけて、はじめて自己破産したという情報が消えることになります。

この間、保証人になれないほか、以下のような点にも気を付けなければなりません。

  • 新規でクレジットカードを作ることができない
  • 新規でローンを組んで商品を購入することができない
  • 新規借入、融資を受けられない

 

賃貸契約でも保証人にはなれない?

では賃貸アパートなどの契約に関しても、自己破産した方は保証人になることはできないのでしょうか。

これに関しての結論は、「契約する業者による」という曖昧な表現になってしまいます。

 

一般的に自己破産をしても、賃貸契約の保証人になることは可能とされています。

これは大家さんや不動産会社、物件の管理会社が、借主本人と保証人となる人の信用情報を調査することはないからです。

 

しかし、信用保証の審査に大手企業が携わるような場合、特に家賃の信用保証審査を受ける場合には注意したほうがよいでしょう。

銀行や信販会社、クレジットカード会社を通して家賃の支払いを行う場合、信用情報を照会されることになります。

この時、保証人の信用情報も照会されることになり、自己破産歴が判明し、審査に落ちてしまうことになります。

こうした場合は家賃の支払いを現金で行える物件を探すか、信用保証に大手金融機関を介さない物件を探すのが無難です。

 

まとめ:自己破産すると保証人になるのは難しい。信用審査があると必ず落ちてしまいます

自己破産を含む債務整理は、各信用情報機関に金融事故として登録されます。

このため、信用審査のある場合には即刻審査落ちの原因となります。

裏を返せば、信用審査のない、あるいは信用情報を照会されない保証人契約であれば可能ということです。

最近では保証人なしで借りられる奨学金制度もありますので、自己破産を検討している方は事前によく調べておくと安心です。

賃貸契約をする時には、家賃の支払いを金融機関を介さないものにして物件探しを行ってください。

自己破産したくないけど、借金は減らしたいなら

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